■「傷はなぜできた?」妻に暴行し死亡させた罪に問われた夫 法廷で改めて無罪主張(熊本県)
妻に暴行し死亡させた罪に問われている男の裁判。男は「これまで暴行したことはない」と改めて無罪を主張しました。
この裁判は、熊本市東区の会社員福永輝樹被告(53)がおととし11月、自宅で妻の沙矢香さん(当時40)の背中や足、腕に暴行を加えて死亡させた傷害致死の罪に問われているものです。初公判で福永被告は無罪を主張していて、裁判では沙矢香さんの背中や両足、腕の打撲が福永被告の暴行によるものか否かが争点となっています。
16日の裁判では、法医学が専門で鹿児島大学大学院の林敬人教授の証人尋問が行われました。林教授は解剖時の写真や鑑定書などから、沙矢香さんの傷は「自傷行為でできた可能性は低く、他者の暴行によってできたと考えられる」と指摘しました。
一方、被告人質問で福永被告は「当日やそれ以前にも暴行はしていない」と改めて無罪を主張。沙矢香さんが母親の死などをきっかけに精神的に不安定になり、自殺をほのめかしたり自傷行為をしていたと述べました。
裁判は6月18日に結審し、24日に判決を迎える予定です。
(06/16 19:03 熊本県民テレビ)
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