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「死体の数は約150頭」ネコ預かるボランティア女性を刑事告発 去年から通報も(熊本県)



ネコを預かるボランティア団体の女性の家で100匹を超えるネコが死んでいた問題。ボランティアの女性を刑事告発です。

■熊本市動物愛護センター・瀧本勉所長
「死体の数を確認したところ約150頭にも及びました」


10日、熊本市動物愛護センターが記者会見で明らかにしたのは、熊本市北区の住宅で死んでいたネコの数です。死がいが見つかったのは、ネコを預かるボランティア団体「アニマルアシスト千手」に所属する女性の家。「アニマルアシスト千手」によりますと、これまでに15匹を救出しましたが、その後2匹が感染症で死んだということです。

熊本市動物愛護センターは、死がいが放置された状態で複数のネコを飼っていたことが愛護動物虐待の罪にあたるとして、6月6日、このボランティアを刑事告発したと発表しました。さらに、去年この家をめぐり2件の通報を受けていたことを明らかにしました。

■熊本市保健衛生部・中林秀和部長
「家屋でネコが20頭ほどエアコンをつけずに飼われており、死んでいるネコもいるようだ。11月には対象者の敷地内にある車の中に子ネコを入れっぱなしにしており虐待ではないかとの相談」


通報を受けてこの家を訪ね、ゴミが散乱しているなどの環境は把握したものの、虐待を疑う状況は確認されなかったとしています。一方で…

■熊本市保健衛生部・中林秀和部長
「調査でもう一歩踏み込むべきだったかというところは検討が必要」

確認が不十分だったことを認めました。事態を受けて県動物愛護センターは、登録する5つの団体に立ち入り、適切に飼育されていることを確認していて、熊本市動物愛護センターでも6月中にも登録団体の飼育環境を調査する考えです。


(06/10 19:20 熊本県民テレビ)

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