■「官製談合容疑で捜査中の警察に町の内部情報を漏らした」として職員を減給処分に(熊本県)
熊本県玉東町の職員が、県警の捜査に協力して町の内部情報を漏らしたことが守秘義務違反にあたるとして減給処分を受けたことが分かりました。
玉東町は5月「男性主事(37)が町の内部情報を複数回外部に漏えいし、これは守秘義務違反にあたる」として、10%の減給1か月の懲戒処分を発表していました。
玉東町の前田移津行町長は「漏れたのは去年完成した町の新しい庁舎や町が建設したマンションに関する情報だった」と説明した上で「詳しいことは分かっていない」と話していました。
しかし町は11日の町議会で処分の理由について「官製談合防止法違反の疑いで捜査していた県警に内部資料を提供したことが情報漏えいだ」と答弁しました。
処分にあたり町の審査委員会は「守秘義務違反の事実確認はできなかった」と答申しましたが、前田町長が減給処分を決めました。
前田町長は「公益通報には当たらない情報漏えいで適切な処分だった」と話しています。
また捜査の結果、官製談合防止法違反の疑いで立件はありませんでした。
(06/15 17:44 熊本県民テレビ)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)