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「鳴き声はしても姿を見るのは難しい」春に鳴くセミ"ハルゼミ"をカメラがとらえた 上天草市(熊本県)



セミといえば夏のイメージですが、上天草市では今、鳴いているセミがいます。


29日、上天草市姫戸町の白嶽森林公園で聞こえていたのは…セミの鳴き声です。
■熊本市から来た人
Q鳴き声を聞いて何と思いますか?
「この時期はセミは考えにくいので…何だろう? 鳥?」



セミといえばクマゼミやアブラゼミなどが有名ですが、これら真夏のセミとはちょっと違う鳴き声です。このセミは、体長3センチ前後のハルゼミ。主にに松林に生息するため、「松蝉」と呼ばれます。人を警戒しているのか、高い所にとまるため、鳴き声はしても姿を目にするのはまれだということです。

この季節、白嶽一帯を毎日のように歩く上天草市マイスターガイドの橋本英治さんも…。


■上天草市マイスターガイド 橋本英治さん
「すぐ近くにいるような感じがしても、なかなか見られないです。難しいです」

撮影したKKTのカメラマンは、29日までの3日間、7時間ほど探し回り、ようやくハルゼミと出会えました。

■熊本市から来た人
「新鮮な気持ちというか、この時期にセミが鳴くんだという新感覚です」

■上天草市マイスターガイド 橋本英治さん
「早い時は3月から鳴き始めますけど、今年は寒くて最初に聞いたのは4月20日頃。いつもより1か月ぐらい遅い。6月いっぱい聞けると思いますけど、5月の連休ぐらいがピークだと思う。クマゼミが鳴き出す頃には、もういません」

ゴールデンウイークに松林の近くに来た時は、ハルゼミの声に耳を傾けてはいかがでしょうか。

(04/30 19:02 熊本県民テレビ)

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