■「80人のうち79人が非正規」熊本市電運転士の正職員化をめぐり市議会委員会で議論 (熊本県)
11日に開かれた熊本市議会の特別委員会で、熊本市電の運転士の正職員化をめぐり意見が交わされました。
■創生熊本 松川善範議員
「1日も早く正規職員の道筋をつけていただきたい。もっと重大な事故につながりかねないと思っている」
11日に開かれた熊本市議会の特別委員会。議題となったのは熊本市電の運転士の処遇です。熊本市電の運転士は今年4月の時点で80人います。このうち、定年後の再任用職員1人を除く79人が非正規の会計年度任用職員です。
2023度の平均年収は398万円でしたが、今年度は493万円に増える見込みです。一方で、昨年度の時間外勤務は平均423時間となっていて、去年、交通局職員を対象に行ったアンケートでは、「仕事内容や責任の重さに賃金が対応しておらず、生活が不安」などの声が寄せられています。
■熊本自民党 中川栄一郎議員
「(運転士の)やる気を出すためには、処遇の改善が大事になってくると思う」
これに対し熊本市交通局は、「待遇の安定化について今後研究・検討したい」と答えました。
(06/11 19:51 熊本県民テレビ)
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