■10日朝に熊本で活発な雨の予想も 九州南部に線状降水帯のおそれ(熊本県)
6月8日の梅雨入り早々、九州では大雨となっています。
9日夜にかけて、九州南部では線状降水帯が発生するおそれがあります。
9日午後1時半過ぎの球磨村を流れる球磨川です。朝から降った雨で、茶色く濁っているのがわかります。
8日午前0時の降り始めから9日午後4時までの降水量は
▼人吉 138ミリ
▼球磨村一勝地 130.5ミリ
▼多良木町 122ミリ となっています。
熊本地方気象台によりますと、10日午後6時までに予想される24時間降水量は
▼熊本地方・阿蘇地方 200ミリ
▼球磨地方 180ミリ
▼天草・芦北地方 150ミリ となっています。
気象台は土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。
(緒方太郎キャスター)
気象予報士の北島茂さんとお伝えします。九州南部には線状降水帯の恐れがありますが、熊本の警戒度はどうですか?
(北島茂気象予報士)
雨が小康状態のところも油断はできません。民間の気象会社ウェザーニューズの雨雲予想を見ますと、10日朝7時の段階で、県の北部を中心にライン上の活発な雨雲がかかっています。阿蘇地方は、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る予想で、このライン上の雨雲がゆっくり南下して各地で大雨の恐れがあります。しかも午前7時ということは、辺りが暗いうちから雨がザーザー降りに変わってくることが考えられます。
通勤・通学時間帯に大雨が降る予想。注意点をまとめてみました。
■非常用持ち出し袋は今夜は近くに置いておきましょう。
■スマートフォンで気象庁の「キキクル」や国土交通省の「川の防災情報」などを確認し、現在の状況をご家族などインターネットに不慣れな方に伝えてあげましょう。
朝の通勤通学の時間帯に影響が出る恐れがあります。10日は早めに起きて時間に余裕を持ってお出かけください。
(06/09 19:33 熊本県民テレビ)
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