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きりきりまいの備蓄米 3回目の随意契約受付開始でコメ店の反応は(熊本県)



熊本でも注目が高まっている備蓄米。コメの「価格破壊」を起こすため、11日から追加のコメの放出に向けた3回目の随意契約の受付が始まりました。熊本のコメ店は、この動きにどんな反応を示しているんでしょうか。

【中継】
(川又優アナ)
熊本市南区にある「日吉こめ蔵こめよし」です。創業70年あまりで、毎年2500トンのコメを取り扱っています。
藤木健太専務にお話をうかがいます。ずらりと並んでいますが、こちら全て備蓄米ですか?


(藤木米穀・藤木健太専務)
令和5年、福井県産の「ハナエチゼン」が備蓄米です。10キロ6980円で販売しています。



福井県産のコメで、精米したものは10キロあたり6980円で販売しています。こちらは高値を提示した業者が落札する「競争入札」の備蓄米です。その後政府が価格を決めて契約を結ぶ「随意契約」に切り替わったので、競争入札よりも安く販売されています。

そして11日からは3度目の受付が始まりました。
対象は
■大手と中小の小売業者
■精米ができるコメ販売店
これまでに契約を結んだ事業者も申し込みできます。藤木さん、随意契約でも備蓄米を購入しているんですか?

(藤木米穀・藤木健太専務)
6月4日に随意契約で3年前の備蓄米を24トン購入しましたが、入荷日も銘柄もまだわかっていません。

(川又優アナ)
対応に追われているのがわかる。消費者のみなさんの備蓄米への反応は?

(藤木米穀・藤木健太専務)
今販売しているのは令和5年産なので品質も味も悪くなく、少し割安なのでみなさん満足して買って帰っていると思います。

(緒方太郎キャスター)
「令和の米騒動」と言われる中、藤木さんはコメ農家のみなさんとも親交が深いと思います。今後どうなってほしいですか?


(藤木米穀・藤木健太専務)
生産者と消費者が納得いく形で収束してほしいと思いますし、米騒動が終わっても日本人の主食のお米には注目していただきたいですね。今までは生産者も赤字だったので、機械などが買えるようになる価格に、家計が難しくならないようになればいいと思います。


(06/11 18:56 熊本県民テレビ)

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